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クラミジアの原因と感染経路について

性器クラミジアは性感染症のひとつです。

性器クラミジアは性感染症の中でも特に感染者数が多い病気で、厚生労働省が定めた定点医療機関980院による平成30年の報告数は年間25,467人です。クラミジア、ヘルペス、尖圭コンジローマ、淋病、梅毒の中で最も多く、5大感染症の全報告数の半分近くを占めています。

この記事ではクラミジアの感染経路について解説します。

感染経路は主に性行為

クラミジアの原因となるクラミジア・トラコマチスは偏性細胞内寄生生物と呼ばれ、動物の細胞内でしか生きられません。

そのため、風邪のウイルスのように空気感染はしません。基本的に、感染者との粘膜同士の接触が原因となります。

主な感染原因は性行為です。膣と尿道が接触することで感染します。また、腟分泌液精液に触れても感染するため注意が必要です。

アナルセックスも感染経路の1つです。菌は直腸粘膜にも存在しており、接触をすることで感染します。

オーラルセックスも同様です。感染している性器から咽頭、逆に咽頭から性器へと感染します。また、咽頭にクラミジアが感染している場合にはディープキスも原因となるので注意しましょう。

パートナー双方に問題が無ければ感染することはありません。風俗店を利用したり、不特定多数の相手と性行為をしたりすると感染のリスクが高まります。

性行為以外の日常生活においては感染の危険性は極めて低いです。例えば、海やプール、風呂に入る、感染者とタオルやトイレ、コップやペットボトルを共有することで感染することはほとんどありません。

自覚症状が出にくいから感染を広げやすい

性器クラミジアはその名の通り、クラミジアという細菌に感染することで発症する病気です。

クラミジア細菌は4種類が確認されており、そのうちヒトに病原性があるものとしては3種類が該当します。その3種類のうちクラミジア・トラコマチスが性器クラミジアや咽頭クラミジアの原因になります。

クラミジア・トラコマチスは0.5μm程度の大きさを持ち、電子顕微鏡でもようやく確認ができるレベルの小さな細菌です。

動物の細胞の中でしか生き延びることができないのが特徴で、基本的に粘膜の接触によって感染します。

感染力が非常に高いことも特徴の1つであり、感染者と性行為した場合、感染率は50%ともいわれています。

一方、感染力は菌の量や接触時間などで異なり、例えばコンドームを使用することで感染リスクを抑えることが可能です。

クラミジアの厄介なところは自覚症状が少ないことです。男性では5割、女性に至っては8割が症状が出ないともいわれています。

自覚症状が出にくいため、気が付かないうちに周囲に感染を広げてしまう恐れがあります。そのため、少しでも異変を感じた場合には速やかに医療機関で処置を受けることが重要です。

クラミジアに感染しているとわかったら、パートナーも検査を受る必要があります。

性器クラミジアの潜伏期間と症状

性器クラミジアの症状は男女で異なります。

男性の場合、感染して1週間~2週間の間で症状が出始め、排尿時に痛み不快感を感じることになります。そのまま放置をしてしまうと尿道から前立腺睾丸へと菌が奥へと進んで行きます。

女性の場合には感染から2週間~3週間で自覚症状が現れます。

女性の場合、膣内の炎症おりものの増加きつい臭い性器の傷みやかゆみが起こります。菌が奥へと進むことで、子宮内膜炎卵管炎腹膜炎を起こすケースもあり、早急な治療が重要です。

これらの症状は淋病や膣カンジダ症にかかった場合も起こります。